「クジョー」泣かせるセントバーナードちゃん
ツタヤディスカスの会員になってまして。
定額レンタルはやめてしまったんですがたまにある旧作単品レンタル50円というキャンペーンの時に利用してます(´-`;)
ディスカスのメリットは、近所のツタヤには置いてないマイナーなタイトルも借りれるところ。
「クジョー」もけっこう名作だと思うんですが近所のツタヤは置いてない。ホラーの棚は小さくて韓流の棚が大きいんだよなあ…。
1983年公開。原作はホラーの巨匠スティーブン・キング、監督はルイス・ティーグ。撮影はのちに「スピード」の監督となるヤン・デ・ボン氏です。
あらすじ
自動車修理工のジョーに飼われているセント・バーナード犬のクジョーは、森の中でコウモリに咬まれて狂犬病に罹患、発症する。凶暴になったクジョーはジョーを咬み殺し、故障した車の修理に彼の工場を訪れたドナとタッドの母子に襲いかかる。ドナたちは動かなくなった車の中に退避するが、その場を離れないクジョーに閉じ込められてしまう。引用元:クジョー - Wikipedia
ペットが襲ってくるから怖い
古くはヒッチコックの「鳥」から始まり、
「ジョーズ」とか「アナコンダ」とか、動物が怖い映画はいろいろありますが、クジョーは狂犬病に侵されてしまった可愛いセントバーナード1匹。
戦闘力的にはだいぶ弱かろうと思うのですが、襲われるのが油断した中年男性や子連れの若奥さんだったりするので怖さは充分にあります。犬とはいえセントバーナードで大人の男くらいの大きさありますし。
クジョーに襲われ、主人公の若奥さんは車に子どもと閉じこもるんですが、故障した車なのでホラー映画あるあるの「なぜかエンジンがかからない車」にもちゃんと理由づけをしてくれています。
唯一クジョーを可愛がっていた修理工の息子も、母親とともに修理工から夜逃げしてしまったり、クジョーの病気の悪化に気づく人間がいないこともきちっと描かれます。
愛犬家の方が見たら本当にクジョーが不憫に思えるでしょう。
目やにが出て、泡をふいて、ドロドロに汚れたセントバーナード犬が懸命に演技しているのが泣けてきます。
子どものギャー声は母にとって恐怖
子どもを産んで体感したんですが、自分の子どもの泣き声ってめっちゃくちゃイライラするんです。
これは子どもの不快状態を取り除かせようとする本能らしいのですが
この映画のような状況になって子どもにあんな風に泣かれたら、そして熱中症になって痙攣されたらと考えると本当恐ろしい。
母親の顔→子どもの顔→…とカメラがグルグルグルーッと回って混乱を表現するカットがあるんですが、初見の時は「なにこれ笑」みたいに思ったのに、子どもが生まれてから見たら「この感じわかるわー、子どもが体調悪くて大変な時とかグルグルーウワーッてなるもんなぁ」と変に納得してしまったのでした。
同じ作品でも自分の立場が変わると見え方が変わりますね (*ω*)
余談ですが、嫁のファッションがちょっとかわいい
83年の作品ということで、若奥さんのファッションが逆にちょっと今風に見えたりしてかわいい。
不倫してるこの若奥さん「まだまだワタシ女として現役でいたいの感」がファッションからもちょっと出てました。
今夜のホラー考まとめ
ペットの予防接種はだいじ