「ポルターガイスト」安心して見れるのは…スピルバーグ製作なのね!(感想)
1982年公開。これくらいの年代の有名ホラー「エクソシスト」「オーメン」は見たことがあるのですが、この「ポルターガイスト」だけは、出演者やスタッフが病気や事件で命を落としているという裏話を聞いていて「こりゃ絶対怖いんだな」と見るのをずっと避けてきました。
しかし、アマゾンプライムの会員特典でタダで見られるやないか!ということで挑戦しました。
あらすじ
家の中に、何かがいる。
“驚異的な不気味さ。まるで楽しくて仕方ない悪夢のようだ。”
「この家、何だか変」 面白がっていられるのも、最初のうちだけ。突如吹き荒れる嵐、襲いかかる木、そして幼いキャロル・アン・フリーリングは、異界の入り口に吸い込まれてしまう。少女の家族が次々と恐怖に見舞われる中、ハリウッドのホラー映画は新たな次元に突入した。製作者のスティーブン・スピルバーグとフランク・マーシャル、そして監督のトビー・フーパーが、絶叫を知り尽くしたスタッフを率いて作り上げたホラーの傑作。呪われたマイホームへ、いらっしゃい。引用元:Amazon CAPTCHA
スピルバーグ印の映像は安心感あり
監督はトビー・フーパーという人ですが、脚本・製作はスピルバーグだということを初めて知りました。
これは「E.T.」の公開時期と本作品の制作時期が重なっていて多忙のスピルバーグが製作にまわったという理由のようです。
スタッフもスピルバーグ映画の常連が多いということで、映像の味みたいなものがスピルバーグ感強い。
シーンのあちこちから「これは映画だよ~」と思わされる気がします。
光のフワフワした感じ(ファンタジー色が強い)とか
あとは、ポルターガイスト現象のせいでルームライトがひゅ~っと飛んで、目の前でシェードと電球が合わさって光がぱっと灯る、とか。
「ジュラシックパーク」のラストでT-REXが施設ロビーで咆哮するとき、「ジュラシックパーク」と書かれた横断幕のようなものがヒラ~ンとなる、的なあれです。
それが悪いって言ってるのではないですが、お~スピルバーグのエンタメやの~!となって、「映画を見ている私」を感じる瞬間がありました。
没入できなかったという訳ではないですし、ホラー映画は消費されやすいジャンルだと思いますが、しっかりしたスタッフたちがしっかり作った映画!という感じで今でも強度充分です。
音楽は「オーメン」のジェリー・ゴールドスミスなのでクラシカルな雰囲気もしっかりあります。
とはいえピエロはやっぱ怖い
「it」の影響なのでしょうか、ピエロって本当に恐ろしいです。
あんなピエロ人形がベッドサイドにあったら子どもが夜眠れなくなるのも分かる。
ちゃんと確認していなくて申し訳ないですが、「モンスターズインク」にパロディのシーンがあったかもですね。
そうかあ、過去の有名作品を見逃しているとパロディやオマージュに気付けなくて楽しみがちょっと減ってしまったりするんだなあとしんみり。
その他、みどころは脇役
このフリーリング一家が飼っているゴールデンレトリバーがとってもかわいい。
ハリウッドのワンちゃんはすごいちゃんと演技できる…!!!
「クジョー」がもう一度見たくなりました。近所のツタヤにないんだよなあ…
あとは、後半で登場する霊能力者タンジーナというオバちゃんがキャラ立ちしすぎてて!
霊界の入り口に立って強い光とすごい風に吹かれながら叫ぶオバちゃん。
なんかちょっと漫☆画太郎先生感あるわあ。高い声も一度聞いたら忘れない。
余談ですがこのタンジーナ役のゼルダ・ルビンスタインさん、「ポルターガイスト2」「3」でラジー賞にノミネートされています。
今夜のホラー考まとめ
スピルバーグは映画のプロなので安心しちゃう
(まとめが中途半端なのでタンジーナの似顔絵を…↓)