「口裂け女VSカシマさん」「口裂け女VSメリーさん」ほとんど戦わんやないの!
以前、白石晃士監督の「貞子VS伽椰子」がなかなかに熱い作品だったので、Jホラーの○○VS○○モノを立て続けに見てみました!てか、イラスト描きましたが口が裂けてない。しまった!笑
ちなみに貞子VS伽椰子の感想はこちら↓
ちなみにそれぞれ監督さんが違う作品なので、「VSカシマさん」で口裂け女が勝利したから続編でメリーさんと戦う的な、トーナメント的なお話ではありません(私は勘違いしてレンタルしました笑)。
ツッコミどころ満載の鬼ごっこ映像「VSカシマさん」
浅沼直也監督。65分、2016年。
ツッコミどころ満載で、友達とスナック菓子をつまみながら(さらにはお酒で若干酩酊しながら)見るとちょうどいい娯楽映画なのではないかと。
鑑賞後、良い意味で「あーーー!時間が無駄やったなー!」と快哉を叫ぶでしょう。いい意味で!
あらすじもへったくれもなく、浮気してる男女がなぜか住宅街で口裂け女とカシマさんに追っかけられます。
冒頭、口裂け女主観の映像で華麗なパルクールをしつつ女の子を追っかけて鎌で襲うシーンがあるのですが、鎌を持つ手が完全に男だったり…
人を襲うときに、振り上げたり振り下ろしたりの鎌に髪の毛が絡まっちゃって大変そうで、ロングヘアでいることに全然慣れてなかったり…
そもそも「私、綺麗?」とか全く言わないし、走りもそんなに早くないし、ただのイカレた女性って感じもします笑
まあ口裂け女には地域性とかあるようなので…(´-`;)
カシマさんもカシマさんで、下半身が見えないような角度になるように物陰から絶対に出てこない奥ゆかしさ笑
なんかどこかのシーンでちょっとだけ見えてた気も。
肝心の「VS」な要素もあまりなく…
さぞや面白いキャットファイトが見られるだろうとご期待の方は肩透かしを食らいます。エンカウント、1回くらいしかしない。
エンディングは、男と女が戦って噛み付いて抱き合ってキス…という、、
なんていうか、脚本家さんか監督さんか誰かの性の志向が垣間見えるような演出で、そういう意味でゾワゾワきました。笑
都市伝説をベースにした創作モノ「VSメリーさん」
工藤渉監督。75分、2017年。
創作といえば、どの作品も創作なのでしょうが、この「口裂け女VSメリーさん」は設定からして非常に創作的な要素が入っています。
口裂け女の口が裂けた理由が、整形手術に失敗したことではなく、殺人者に猟奇的な方法で殺されたということになっています。その怨念でお化けになったと。
で、なぜかメリーさんは毎年25歳の男性を狙う…という設定。
この二人が、、まあ、ネタバレすると、、姉妹ということで、同じ男性を好きになってしまった過去があり…という愛憎劇に仕上がっています。
趣向は面白いのですが、ホラーという感じではなくなってくるなあ(´-`;)
きょうだいゲンカですし。。
そんでもって、口裂け女もメリーさんも可愛い&美人さんなのです。
主役の高城亜樹さんを食う勢い。
こちらの作品に関してはツッコむとかそういう次元でもないようなノリなので、そして好みが分かれそうなのでとりあえず一人での鑑賞がオススメです(一人でじっくりこういう映画見るメンタルの強さ要)
今夜のホラー考まとめ
口裂け女の登場からほとんど30年。もう誰がどんな風に料理してもええんやなって思いましたよ!オープンコンテンツ!