今夜もぼちぼちホラー考

今夜もぼちぼちホラー考

ホラージャンルの映画やドラマ、小説や怪談話など、「怖い」を自分なりに考えるブログです。ネタバレせずに書く自信ありません、ごめんなさい。落書きも劣悪でごめんなさい。

「怪談グランプリ2017(2017年8月6日放送)」稲川先生曰く過去最高レベルの大会でした

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関西テレビで毎年放送されている「怪談グランプリ」の感想です。

一番怖い怪談を話したのは誰だ!の大会も今年で9年目。今年の評価方法は、各地区の代表が東西で2ブロックに分かれ、東の一番怖かった人と西の一番怖かった人が決勝で雌雄を決するというものです。

何年か前は若い女の子メインの観覧を入れていたりして、キャー!ヒャー!って声も入っていましたが、今回は審査員だけが聞いていました。

前年までは出場者として出演していた三木大雲さんが審査員の一人になってました。

 

TBSの「世界の怖い夜」はもう、、、やらせは良いとしても、素材さえも無許可利用だったり散々で、恐怖映像というジャンルがもう頭打ちなんかなと思わされたりして残念ですよね…

そんな貴方に!怪談ですよ!笑

 

備忘的に感想をざざっと。

北海道代表:志月かなでさん(どさんこ女流怪談師)

「毛無山」…山で怖い目に合う話。幽霊の造作を説明するのに「ザンギリ頭」と言っていて「???」となりました。乱れた髪って意味なら「ざんばら頭」では…ザンギリって後ろに撫で付けてる感じ?あんま怖くなくない?

前に山口綾子さんの怪談DVDを見たときに、神社の本殿のことを「本堂、本堂」って言ってました。その時も感じましたが、怖がらそうとゆっくり丁寧に話していればいるほど言葉のチョイスに引っかかると後の話が耳に入りづらくなりますね…

 

東北地区代表:黒木あるじさん(みちのく怪談の伝道師)

「即身仏」…VTRに声が入っちゃった系の話。関テレ動画で氏が話していたイタコの話は怖くて面白かったですが、こちらの話はオチがちょっと見えてしまい。。。むかし話なノリもあって私は好きですがインパクト薄かったかも。

 

関東地区代表:ありがとう ぁみさん(怪談アミーゴ)

「ルームシェア」…芸人仲間と住んでいた借家で起こった怖い話。日常に潜んでる、急に怖い話がお得意ですねー。ぞわぞわしました。稲川淳二さんがもう「あみちゃん」って呼んでて、贔屓半端ない笑 でもそれだけ実力もあるし場数も踏んでいらっしゃいます。

 

東海地区代表:桜雪さん(仮面を被ったオカルト女子)

「ゆめ」…ちょっとたどたどしい語り口が可愛かったです。ぷくぷくしてて可愛い。

 

関西地区代表:下駄華緒さん(火葬場ミュージシャン)

「手」…元火葬場職員さんとのことで、火葬のときに起こった怖い話。話としては稲川先生の「長い死体」に近いですが、(水死した子におばあさんの水死体がしがみついていた話)それ、焼き場まで気づかんかったん?警察はどしたん?と疑問が先に出てしまい…。

元火葬場職員さんなら、生きてる人間のもっと怖い話をいっぱい持っていそう笑 それ聞きたい笑

 

中国地区代表:早瀬康広さん(呪われた一族の末裔)

「シャンシャン」…家族が呪われた話。岡山ご出身ということでなんだか話の感じも横溝正史感が。怖かったです。芸人さんかと思っていましたが、構成作家さんなんですね。

新婚さんらしいのですが、お嫁さんが家に入ると良くないので、ご自身が婿に出たそうです。それだけで話にリアリティ出ますね…

 

四国地区代表:恐怖新聞健太郎さん(うどん県から死を叫ぶ!)

「花柄のワンピース」…友達が女の幽霊に取り憑かれる話。話としては桜金造さんの怪談「1ミリの女」に近いですが、やっぱりこういう話怖い。そして何より、恐怖新聞健太郎さんの白塗りの死神的ビジュアルが怖いー。

私の中で見た目は優勝です。

 

九州地区代表:濱幸成さん(命知らずの心霊ハンター)

「首が出る」…心霊スポットで見たお化けの話。週4で筋トレをする心霊探検家さんだそうで。いろんな書類の職業記入欄になんて書いてるんだろう…

優しい雰囲気で博多弁で話す濱さん、一晩中聞いてみたいなあ。

 

予選ブロックは以上です。

稲川先生は、東ブロックではぁみさんに、西ブロックでは濱さんに投票していました。

ちなみに山口敏太郎さんはぁみさんと早瀬さんに入れてました。

 

決勝はぁみさんVS早瀬さん

ぁみさんにとっては2連覇がかかった今大会でしたが、、結果は早瀬さんの優勝でしたー。

しかしながら、ぁみさんには稲川先生と三木大雲さんが投票してたので、エンディングで悔しそうではありながら顔はニンマリしていたのが印象的でした笑

早瀬さんは、山口敏太郎氏曰く「方言を有効に使い、地方色が一番出ていた」。

確かに方言って心にじんわりじんわりキますよね。

 

怪談、どんなネタを持っているかだけでなく、話芸としても奥が深いんだなと思いました。

例えば、初期の「すべらない話」みたいに、同じ話を話者を変えてみたりっていうのも見てみたい。そういうのは、怪談ライブとかに行けば見れるんだろうか…

 

何はともあれ、来年は10周年!オールナイトイベントとかやってくれないかな笑

 

今夜のホラー考まとめ

方言、ビジュアル、話し方…。怪談って奥が深いー!